Step9 就任承諾書を作成する

2014年5月28日

就任承諾書を作成する

株式会社設立時の代表取締役・取締役・監査役(原則、監査役の選任は任意です。)の就任予定者が決まったら、就任予定者から就任承諾を得る手続きを行います。
発起人が株式会社設立時の代表取締役・取締役・監査役を選任し、就任予定者が就任承諾をすることで役員が決定します。
選任後にそれぞれの役員から就任承諾書をもらいます。
具体的な就任承諾書の記載例については下記をご覧ください。

役員の就任承諾については、定款に役員の氏名を記載し、かつ、各役員が当該定款に発起人として記名・押印している場合は定款によって本人の意思が確認できるので就任承諾書は別途に必要ではなく、定款が就任承諾書を兼ねることとなります。
もっとも、就任承諾書は全ての役員からもらっておくのが一般的と言えます。

就任承諾書の印鑑については、取締役会を設置しているか否かによって若干異なり、取締役会を設置していない株式会社では、取締役の就任承諾書に取締役個人の実印を押印し、一方、取締役会を設置している株式会社では、代表取締役の就任承諾書に代表取締役個人の実印を押印、その他取締役の就任承諾書に取締役個人の認印或いは実印を押印します。

就任承諾書の雛形とサンプルの記載例

就任承諾書

私は、平成○年○月○日、貴社の定款において設立時取締役に選任されましたので、その就任を承諾致します。

平成○年○月○日
定款作成日以後の日付を設定します。

大阪市中央区難波○丁目○番○号
○○○○ 印
取締役会設置の株式会社は実印を押印し、取締役会非設置の株式会社は選任した取締役が代表取締役になる場合に実印を押印します。

株式会社○○ 御中
設立時役員が複数名いる場合は、各々の役員分の就任承諾書を作成します。